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20本目「ナイスガイズ!」

ライアン・ゴズリングの引き出しの多さ光るバディムービー!

昔気質な男汁だくだく映画のようで、

タフな少女のガールズムービーとしても痛快娯楽劇で超楽しい!

ラララの真裏でゴズリング繋がりで見ました。

全然期待してないし、事前情報も全くナシでみたせいもあって

痛快ドタバタクライムコメディで超サイコーでした!( ・・)

舞台こそ77年のカリフォルニアだけど、時代考証ガッチリに

その時代を映すってより、ビースティの“SABOTAGE”みたいな

ダサカッコイイ空気感を前面に押し出してて、終始軽妙洒脱でステキ。

丸々太ったせいでジョン・グッドマンと見紛うラッセル・クロウ

腕っ節で物事を解決するくせに、部屋がやけに片付いてて

サイフやメリケンサックの置き場が決まってたり、

神経質で病的な一面が見え隠れ。

それでいて優しく気配りを欠かさない人間味も合わせ持ってて、

彼の過去にどんな悲しい事件があったのか

なんとなく匂ってくる佇まいが素敵でした。

相棒になるライアン・ゴズリングは、これまで見たこともない

あまりにポンコツでダラしないダメ探偵ぷり。

ケンカ弱くてすぐ逃げちゃうし、スキあらば酒飲むか寝ちゃうバカっぷり。

これまでの自信満々に事態を乗り切るイケメンイメージからかけ離れた

クズっぷり、裏声駆使した喜怒哀楽表現の多彩さと

ホントにこの人の演技の引き出しどんだけ多いのか脱帽モノです。

マーチの娘でヒロイン:ホーリー演じるアンガリー・ライスちゃんの活躍が本作のキモ。

だらしないオッサン連中の先を行き、事態解決に奔走したかと思えば

お約束通り事態をよりややこしくする物語の推進力として大活躍しております。

次の「スパイダーマン」ではピーターの最初の恋人・ベティ役の噂もささやかれ、

今後の飛躍が期待される注目の存在感でした。

バディモノの名手シェーン・ブラック監督・脚本による作品らしく、

どこか昔懐かし定番のバディムービーでありながら、

現代のグローバリゼーションやジェンダー問題も盛り込んで

古臭いテンプレジャンルをフレッシュに描きなおした傑作コメディでした。

主人公達が一見無能で、その実ホントに無能なのもいいし、

巨悪に対峙して自分たちの無力さにうなだれる大人な視点もビターで好き。

久しぶりに見たキム・ベイシンガーが物凄い整形老けしてて、

ナイトクローラーレネ・ルッソみたいな

マンマシーンオバちゃんになってたのがショックでした。